**朝松健 一休もの年表**
朝松健による一休宗純ものの年表です。作中で年代が明記されていないものは、一休の年齢の描写等から想定しています。
===== 1401(応永08) =====
* 日明貿易始まる
* **この頃 周健、真夜中の安国寺の回廊で魔界に迷い込む?『邪曲回廊』**
===== 1418(応永25) =====
* 足利義嗣殺害される
* 宗純、華叟宗曇から一休の道号を与えられる
* 上総本一揆
* **歌片源八郎、五年ぶりの故郷に錦を飾る『うたかたに還る』**
* **この頃 一休、何処からか魔境に迷い込んだ男を救う?『異の葉狩り』**
===== 1420(応永27) =====
* 応永の飢饉
* 一休、琵琶湖上で大悟し、華叟宗曇から印可を与えられるも拒否
* **一休、足利持氏の癰を治すため、尊氏膏を求めて奥秩父の夜行城を訪れる『尊氏膏』**
* **この頃 一休、大和山中で「ギ」に魅入られた若者を救うべく奮闘する?『木曾の褥』**
* 誕生:雪舟
===== 1421(応永28) =====
* **一休、足利義持より探索を命じられた「ほしみる」を求め伊豆大仁へ向かう『一休暗夜行』**
* **この頃 一休、山里を悩ます「しゃが」の群れと戦う?『邪笑う闇』**
* 誕生:宗祇
===== 1423(応永30) =====
* 足利義量、第5代将軍となる
* **一休、周防に向かう途中の山陽道で薄色の霧に襲われる『緋衣』**
* **一休、ヒトカシラの里で美女ばかりを襲う怪鳥と対決『醜い空』**
* **一休、出雲街道の風石庄で太古の邪しき神と対決『生きてゐる風』**
* **一休、戸辺島のゴモク館で主人の奇病の治療を依頼される『泥中蓮』**
* **この頃 華叟宗曇、湖に浮かぶ舟の上で三人の男女と奇怪な体験をする?『舟自帰』**
===== 1424(応永31) =====
* **春鷗斎、妖女に憑かれ、通りすがりの風狂僧に救われる『紅紫の契』**
* **一休、異国の魔「悪巣」に狙われた足利義量を救うため若狭に向かう『一休虚月行』**
* **一休、小浜で「ルイウー」に苦しむ美女を救わんとする『甤』**
* 没:後亀山天皇
===== 1426(応永33) =====
* **一休、瀕死の武士から託された袋を巡り、明の方士・黎尊法と勝負する『白巾』**
* **この頃 一休、大雫の比津見敦信の下で生まれる一つ目の赤子の謎を解く?『ひとつ目さうし』**
===== 1428(応永35/正長01) =====
* 青蓮院義円、くじ引きで第6代将軍に選ばれる
* ** 一休、奥吉野の山中で凶鳥と遭遇『けふ鳥』**
* ** 一休、京の豪商邸で画の美女が人を喰った謎に挑む『画霊』**
* ** 養叟宗頤、影わにが師・華叟宗曇の影を食うのを目撃する『影わに』**
* 正長の土一揆
* 北畠満雅、小倉宮を擁して挙兵
* ** 一休、彦仁王の魂を宿した少年・虚丸と共に伊勢裡宮に向かう『一休破軍行』**
* ** 一休、養叟宗頤とともに、二条家の幸子姫を悩ます歯形の怪に挑む『赤い歯形』**
* 誕生:吉川経基
* 没:足利義持、華叟宗曇、称光天皇
===== 1430(永享02) =====
* **一休、大内裏から奪われた天の瓊矛奪還に旅立つ『一休魔仏行』**
* **一休と世阿弥、幻の妓楼・暁蛍楼を訪れる『暁けの蛍』**
* 誕生:細川勝元
===== 1433(永享05) =====
* 勘合貿易再開
* 没:畠山満家、後小松天皇
* **一休、後小松上皇の大喪の礼に向かう途中、橋の真ん中を渡る『筆置くも夢のうちなるしるしかな』**
===== 1436(永享08) =====
* **一休、奇怪な噂のある道士・漢司旻の娘二人と出会う『屍舞図』**
* 誕生:足利義政、今川義忠
===== 1439(永享11) =====
* 足利持氏、足利義教の命を受けた上杉憲実に攻められて自殺
* **一休、迷い込んだ過去の世界で星井戸に出没する化け物と対決『井戸底の星空』**
* 誕生:足利義視
* 没:足利持氏、足利義久
===== 1446(文安03) =====
* **この頃 一休、竹竿の先に黒い髑髏を掲げて三条烏丸通りを練り歩く?『一休髑髏』**
* 誕生:大内政弘、上杉定正、千葉自胤
===== 1447(文安04) =====
* 大徳寺で僧が自殺、数人が投獄され、一休は尸陀寺に籠もる
* **能阿弥の弟子・茂吉、茶碗の中の美女に憑かれ、一休を訊ねる『侘びの時空』**
===== 1449(文安06/宝徳01) =====
* 足利成氏、鎌倉公方となる
* 足利義政、第8代将軍となる
* **一休、京で連続する公家の娘の連続吸血殺人事件の調査に当たる『かはほり検校』**
* **一休、兵庫津で座礁した琉球からの貿易船上で、化物たちと対決『魔経海』**
* **京で姫君を襲いその顔の皮を剥ぐ殺人鬼・薄香夜叉が捕らえられる『たそかれの宿』**
* **一休、人食い小路で失踪した妻が失踪した多賀高忠から助けを求められる『人食い小路』**
===== 1450(宝徳02) =====
* 江ノ島合戦
* **一休と養叟宗頤、封印から解放されんとする魔仏を迎え撃つ『魔仏来迎』**
* **蜷川親元と森、春霞の立つ晩に現れる殺人鬼を一休に代わり追う『殺生鉤の春霞』**
* **一休、石川慶晴邸で出雲の妖神と対決『迷い風』**
* **足利義政、紅葉狩りの席で白銀の浄土を目撃する『しろがね浄土』**
* **森、紅葉狩りに行った一休の留守を守る中、数々の怪異に襲われる『むまたま暮色』**
* **蜷川親元、女行者とともに、売扇庵に出没する亡霊と対峙する『口寄せの夜』**
===== 1465(寛正06) =====
* **多賀高忠、森とともに京の一連の異変を追う『外法経』**
* 誕生:足利義尚
* 没:大内教弘
===== 1468(応仁02) =====
* **一休と森、構遷図を持った男に導かれて構を逃げ惑う『應仁黄泉圖』**
* 没:骨皮道賢
===== 1470(文明02) =====
* **一休、森とはぐれ、野伏に命じられて桜塚の瑞輪寺に向かう『朽木の花』**
===== 1476(文明08) =====
* 長尾景春の乱
* **一休、瘧の高熱の中で悪夢を見る『一休葛籠』**
* 誕生:狩野元信
* 没:今川義忠
===== 1487(文明19/永享01) =====
* 長享・延徳の乱
* **畠山政長、東山殿御庭に現れるあやかし退治を一休に依頼『東山殿御庭』**
* 誕生:北条氏綱
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