朝松健 一休もの年表
朝松健による一休宗純ものの年表です。作中で年代が明記されていないものは、一休の年齢の描写等から想定しています。
応永の飢饉
一休、琵琶湖上で大悟し、華叟宗曇から印可を与えられるも拒否
一休、足利持氏の癰を治すため、尊氏膏を求めて奥秩父の夜行城を訪れる『尊氏膏』
この頃 一休、大和山中で「ギ」に魅入られた若者を救うべく奮闘する?『木曾の褥』
誕生:雪舟
足利義量、第5代将軍となる
一休、周防に向かう途中の山陽道で薄色の霧に襲われる『緋衣』
一休、ヒトカシラの里で美女ばかりを襲う怪鳥と対決『醜い空』
一休、出雲街道の風石庄で太古の邪しき神と対決『生きてゐる風』
一休、戸辺島のゴモク館で主人の奇病の治療を依頼される『泥中蓮』
この頃 華叟宗曇、湖に浮かぶ舟の上で三人の男女と奇怪な体験をする?『舟自帰』
春鷗斎、妖女に憑かれ、通りすがりの風狂僧に救われる『紅紫の契』
一休、異国の魔「悪巣」に狙われた足利義量を救うため若狭に向かう『一休虚月行』
一休、小浜で「ルイウー」に苦しむ美女を救わんとする『甤』
没:後亀山天皇
青蓮院義円、くじ引きで第6代将軍に選ばれる
一休、奥吉野の山中で凶鳥と遭遇『けふ鳥』
一休、京の豪商邸で画の美女が人を喰った謎に挑む『画霊』
養叟宗頤、影わにが師・華叟宗曇の影を食うのを目撃する『影わに』
正長の土一揆
北畠満雅、小倉宮を擁して挙兵
一休、彦仁王の魂を宿した少年・虚丸と共に伊勢裡宮に向かう『一休破軍行』
一休、養叟宗頤とともに、二条家の幸子姫を悩ます歯形の怪に挑む『赤い歯形』
誕生:吉川経基
没:足利義持、華叟宗曇、称光天皇
足利成氏、鎌倉公方となる
足利義政、第8代将軍となる
一休、京で連続する公家の娘の連続吸血殺人事件の調査に当たる『かはほり検校』
一休、兵庫津で座礁した琉球からの貿易船上で、化物たちと対決『魔経海』
京で姫君を襲いその顔の皮を剥ぐ殺人鬼・薄香夜叉が捕らえられる『たそかれの宿』
一休、人食い小路で失踪した妻が失踪した多賀高忠から助けを求められる『人食い小路』
江ノ島合戦
一休と養叟宗頤、封印から解放されんとする魔仏を迎え撃つ『魔仏来迎』
蜷川親元と森、春霞の立つ晩に現れる殺人鬼を一休に代わり追う『殺生鉤の春霞』
一休、石川慶晴邸で出雲の妖神と対決『迷い風』
足利義政、紅葉狩りの席で白銀の浄土を目撃する『しろがね浄土』
森、紅葉狩りに行った一休の留守を守る中、数々の怪異に襲われる『むまたま暮色』
蜷川親元、女行者とともに、売扇庵に出没する亡霊と対峙する『口寄せの夜』
長尾景春の乱
一休、瘧の高熱の中で悪夢を見る『一休葛籠』
誕生:狩野元信
没:今川義忠